• Envisioning an "Everyone a Changemaker" world

  • We Are the Changeを開催しました

  • 日本から新たに2名のアショカ・フェローが誕生!

ASHOKA とは


ASHOKAは、社会は変えられると本気で信じ、行動する人たちの集団です。

システムチェンジに取り組み、ASHOKAの厳しい基準をパスしたアショカ・フェローや、社会の綻びに気づき自分で取り組みを立ち上げた20歳以下のユースベンチャーをはじめ、 "Everyone a Changemaker"(一人ひとりがチェンジメーカーである社会)に共感する人々を巻き込んだコミュニティを作っています。

グローバル化とAIの進化により、加速度的に変化する今日の社会では、チェンジメーカーのマインドセットとスキルを持たない人が取り残され、「新しい不平等」が生まれていくとASHOKA創業者・CEOのビル・ドレイトンは語ります。

ASHOKAは、誰も取り残されないよう、全ての人がチェンジメーカーである社会を目指し活動しています。

設立
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世界中のアショカ・フェロー
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グローバルネットワーク
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スタッフ
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Forbes knows that the story is change. No one sees that more clearly than Ashoka. It has an extraordinary ability both to envision the big, new patterns and to engineer their emergence.

我々Forbesは、社会を形作るものが常に新たな「潮流」であることを理解しています。そして、その新たな潮流が生まれる気配を誰よりも早く察知し、生み出していくのがASHOKAです。ASHOKAは、大きな変化の兆しを捉え、その実現を後押しする稀有な力を持っているのです。

Forbes
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We recognize a new era is about to start. In this new era, empathy and changemaking skills, which Ashoka exemplifies, would equip our young people to lead the country.

これから始まる新たな時代において、アショカが体現するエンパシーとチェンジメーキングの力こそが、次世代の若者たちを導き、この国の未来を切り拓く起点となり、新たな時代の扉をひらく鍵となると私は確信しています。

Kan Suzuki
Professor at Tokyo University and Keio University
Headshot of Kan Suzuki

Bill Drayton emphasized to us [that] empathy is increasingly becoming our primary resource for dealing with the exponential rate of change the world is going through.

世界がかつてないスピードで変化し続ける今の時代を生き抜く鍵は、「エンパシー」であると、ビル・ドレイトンは貫くような熱い眼差しで語ります。

Arianna Huffington
Founder, The Huffington Post
Headshot of Arianna Huffington

Most important about what Ashoka is doing is that they make people believe that change is possible. That belief can go viral.

アショカの活動で最も重要なのは、人々に「変化は可能だ」と信じさせる力だと思います。その信念は、社会に波及し、やがて広がり続けていく力を持っています。

Anne Wojcicki
Co-Founder and CEO, 23andMe / 元Google創業者セルゲイ・ブリン妻
23andMe logo

Ashoka’s Key Ideas

アショカが描く「Everyone a Changemaker (誰もがチェンジメーカーである世界)」は

誰もが社会で居場所と役割を持ち、輝き、貢献する世界です。

その世界の構築を可能にするのは、エンパシー、新しい定義のチームワークとリーダーシップ、そしてチェンジメーキングの習得です。

Social Entrepreneur

Social work(社会福祉)の目的と、 Entrepreneurship(ビジネス起業)の戦略やアプローチを合わせて一つにした概念とその呼び名。1970年代にアショカ創設者ビル・ドレイトンが生み出しました。

これまでは社会福祉の領域だった貧困の軽減や環境の改善などを、 従来はビジネスの特徴であるアプローチ(現状の分析、 的確なゴール設定、巧みな戦略やスピード感など)で、解決策を打ち出すという新しい考え方。

「社会起業」と訳され、定義は150以上あります。「ソーシャル・ビジネス」とは、一線を引きます。

entrepreneurs

Conscious/Cognitive Empathy

「誰もがチェンジメーカーである世界」に近づくための核心的なフォーカス 。

心理学では、エンパシー(Empathy)は、大まかに分けて感情的エンパシーと、認知的エンパシーがあると言われていますが、私たちが提唱するのは、認知的エンパシーです。日本語の「共感」の意味と重なる部分の多い感情的エンパシーとは、一線を引きます。心の教育の第一人者で、アショカフェローでもあるメリー・ゴードンは、エンパシーを「(想像力で)自分の肺を他者の肺に重ねてその人の吸う空気を感じる能力」と、定義しています。

感情的エンパシーは、他の能力と同じように、人によって生まれつき強弱がありますが、訓練によって伸ばすことができるのが、認知的エンパシーです。人によって差がある感情的エンパシーは 感覚を司る扁桃体が支配しています。一方、判断や分析などを司る前頭葉を訓練することで、筋肉トレーニングのように鍛えることができるのが認知的エンパシーです。

他者の気持ちを(想像力で)察知する能力とも言える認知的エンパシーを幼い頃からの教育に取り込むことを、私たちは提唱しています。エンパシーは、チェンジメーキングの基礎となる能力です。

campaign demo

Changemaker

社会の矛盾や綻びを自分事として捉え、解決・軽減のための策を考え出し、一歩踏み出す人をチェンジメーカーと定義します。他の人が気づかずとも、自分だけが感じた違和感に目をつぶらず、「変える」という力に変換する人です。この「おかしいと感じた状況や事象を変えようとして行動すること」を、チェンジメーキングと呼び、その能力をチェンジメーカー・スキルと定義します。

チェンジメーカーたちの共通項は、ただ一つ「おかしなことを変えたい」という気持ちが、心と紐づいた本物であるという点であり、性別、学歴、年齢、経済力、社会的地位などの属性は関係がありません。

チェンジメーカーであるかどうかは、これまでの社会では重要視されてきませんでした。しかし目の前で始まっている新しい時代を輝いて生きるために欠かせない能力であると、私たちは確信しています。歴史的に見れば、チェンジメーカーの多い組織や国ほど栄え、長く続くという事実が浮かび上がってきます。

周りとの調和を重んじ、個人が突出することを疎む文化背景の日本では、チェンジメーカーの素質があっても周りの空気が抑え込み、せっかくの高い感度が行き場を失うという現象が見られます。この文化的ハードルの存在を認識することが、日本にも必ずある眠った才能を引き出す第一歩なのではないでしょうか。

*Changemaker(チェンジメーカー)は、1972年にアショカ創設者のビル・ドレイトンがつくった新造語です。新しい時代で生きる人の一つのアイデンティティーです。

Accelerating Healthcare Access Philips Foundation

New Teamwork

これまでのチームワークは、役割を振り当て、各々が専門的スキルを受け持つことで成り立っていました。新しいチームワークでは、ヒエラルキーや厳密な役割を作るのではなく、各々が全体像を把握しながら、ニーズに応じて流動的に小さなチームを形成します。

そして、目的の達成やニーズの減少に応じて、小さなチームが自発的に散っていきます (※ アショカではこれを「チーム・オブ・チームズ」と呼んでいます)。この新しいチームのあり方では、メンバーの成熟度、創造性とリーダーシップが、 従来のチームワークよりも必要とされます。

他者の気持ちを(想像力で)察知する能力とも言える認知的エンパシーを幼い頃からの教育に取り込むことを、私たちは提唱しています。エンパシーは、チェンジメーキングの基礎となる能力です。

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Four Levels of Social Impact

アショカでは、4つのソーシャルインパクトの段階があると考えています。

Direct Service

現場に直接介入する奉仕的活動

ダイレクト・サービスは、寄付やボランティアなどを通じて、余裕のある人が助けを必要とする人を直接支える奉仕的な活動であり、人類の歴史とともに存在してきました。

災害や事故の現場で提供される支援は欠かせないもので、明確で具体的なやりとりが伴います。

Scaled Direct Service

スケールを拡大したダイレクト・サービス

大規模なダイレクト・サービスは、現場に根ざした直接的な活動を管理化・効率化し、全国的や世界的な規模へと予算をつけて拡大する取り組みです。活動自体を企業のように拡大し、より多くの人々が恩恵を受けられるようにします。

システム・チェンジが模倣によって広がるのに対して、大規模なダイレクト・サービスは活動そのものを拡大する点に特徴があり、赤十字や難民支援プログラム、アメリコーなどがその代表例です。

Systems Change

問題を生み出す水面下の構造的欠陥に介入する新たな解決アプローチ

システム・チェンジは、目の前の問題を取り除くのではなく、問題を生み出している社会的要因の複雑な構造に介入し、新たなインフラや仕組みを生み出す解決モデルです。応急的なダイレクト・サービスや職業訓練の提供とは一線を画し、貧困などの根本要因を改善することを目指します。

このアプローチを生み出し推し進める人を「システム・チェンジメーカー」と呼び、アショカは彼らをフェローとして認証し、ネットワークを構築しています。

Framework Change

意識(マインドセット)と行動のパターンの変革

システム・チェンジメーカーが数多く現れ、その取り組みが定着すると、ある領域の基準や構造が変化し、やがて社会全体に人々の意識(マインドセット)の転換が起こります。サッカーからラグビーへとルールが変わるように、新しい「当たり前」が形づくられます。

基本的人権、男女平等、市民権、民主主義などは、社会に深く根づいたフレームワーク・チェンジの具体例です。